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膿が出る性感染症にはテトラサイクリン系

性行為によって感染する病気のことを、総称して性感染症とよんでいます。
これらのなかには不妊の原因となったり、エイズにかかった際、免疫力が極度に低下してしまうといったおそれがあるため、放置ではなく、確実に治療をする必要があります。

わが国で最も多い性感染症に、性器クラミジア感染症が挙げられます。
これはクラミジアという細菌の一種が性行為によって感染するもので、オーラル行為でも感染する危険性があります。
性器クラミジア感染症の症状としては、男性では性器から膿のようなものが出て、排尿時に違和感があるのがふつうです。
女性の場合には、おりものが増え、性行為のときに軽い痛みがあることがみられます。
このような膿のようなものが出る性感染症に対しては、細菌の体内での繁殖を阻止することが第一となり抗生物質を処方されることが多くなります。

例えば、抗生物質のなかでもマクロライド系にあたるジスロマック、その他テトラサイクリン系の抗生物質などは、ともにクラミジアを適応菌種としており妥当な処方です。

テトラサイクリン系抗生物質とは、アクロマイシン、ミノマイシンなどをさします。
日本の製薬メーカーもミノサイクリン塩酸塩等の名でジェネリック医薬品を発売しています。
処方の傾向としては、ジスロマック等のマクロライド系抗生物質が効かない場合、1週間以内に限りテトラサイクリン系抗生物質を使うことが多くなっています。

但し、テトラサイクリン系抗菌薬で問題となるのが、歯牙の着色・エナメル質形成不全、一過性の骨発育不全といった「歯」への影響です。
そのため8歳未満の歯牙形成期の小児には他の薬剤が使用できない、無効の場合にのみ適用することとされています。
また、食道潰瘍の誘因などが報告されています。

その他、カルシウム系サプリメントとの併用、ミノマイシン使用による尿の変色(黄褐~茶褐色、青、緑)やめまい等が副作用としてあげられています。

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